『Individuals of Folks』サンプルコーナー
『Individuals of Folks』って何なの?
第二版のルールも発行されておりますが、本書は第一版向けに編まれています。
そのまま第二版のプレイに導入されても問題は少ないと思いますが、一部データや設定の修正を行うべき点もあるかもしれません。
- 誌名:『Individuals of Folks』
- 価格:500円
- サイズ:B5判
- スタッフ:たまねぎ須永、A.E.Fenrir(以上、文章担当)、T、soushi、黒鮫、M、吸血姫T、綾色紫月(以上、イラスト・カット担当)
- 発行人:たまねぎ須永
- 価格:500円
さらに、プレイヤーに因縁をとらせやすいよう、プレイヤー向け頁とGM向け頁にわけてNPCデータを掲載しています。これでNPCの裏を知ることなくプレイヤーとしてNPCに因縁をつけられますね。
そして、今回努力したのは、イラスト。サークル〈オニオンワークス〉で一番のイラスト量・イラストレーターでお送りしています。会社の先輩から学生の後輩まで人脈の限りを尽くしてお送りしています。
収録データサンプル
ここから、『Individuals of Folks』からデータを2キャラクター、サンプルとして公開します。なお、実際の本誌は白黒コピーですので、挿絵カットは白黒になります。凡例
「プレイヤーパート」
(名前) 名前です。二つ名も付いている場合もあります。(外観) 外見です。
(解説) こんなやつだよ〜、とプレイヤーさんに伝えるコーナーです。
【アルカナ】 生き様を表すアルカナの表示です。
【人種】【性別】【年齢】 そのキャラクターの人種、性別、年齢です。
【身長】【体重】【瞳の色】【髪の色】【肌の色】 そのキャラクターの身長、体重、瞳の色、頭髪の色、肌の色など外見的特徴です。
【ありがちな台詞】 そのキャラクターの言いがちな一言です。
「GMパート」
ここから下はGM向けの裏情報が書かれます。殺戮者としてのデータが記載されていますが、掲載してあるキャラクターが殺戮者なのかどうかを決める権利は、GMだけが持っています。ここに記載してあるデータはあくまでも参考です。GMが実際に導き出そうとしている物語によって、記載キャラクターをどう扱うかが決まります。キャラクターをエキストラにしようが、ゲストにしようが、PCと同様の聖痕者にしようが、唾棄すべき殺戮者にしようが、すべてはGMの自由なのです。
【 名前 】 本名ではなく通り名といった、裏社会で知れ渡っている名前が書かれていることもあります。
【 聖痕 】 ( )内に聖痕の位置が記されます。殺戮者の場合は、ここに記載されているよりももっとたくさんの聖痕を持っている可能性があります。
【能力値】 そのキャラクターの能力値が書いてあります。
【 技能 】 そのキャラクターの所持している技能が書いてあります。ここに書かれていない技能は●としてください。
【 武装 】 そのキャラクターがよくしている武器や防具が書かれています。
【 特技 】 そのキャラクターの身につけている特技が書かれています。
【 悪徳 】 そのキャラクターが殺戮者ならば、本能的におさえられずに行ってしまう邪悪な行動例が掲載されています。
【 共振 】 そのキャラクターが聖痕者(殺戮者含む)ならば、ほかの人の聖痕と共鳴して起こる現象です。
【 異形 】 そのキャラクターが殺戮者ならば、聖痕を他人から奪おうとする際に垣間見える邪悪な姿です。
【 因縁 】 ほかのキャラクターと濃い関係にある場合掲載されます。
【ありがちな[宴]宣言】 そのキャラクターが殺戮者ならば、[宴]をはじめるときに叫びがちな台詞です。
【シナリオ・ソース】 このキャラクターを使ったシナリオのネタです。
最初に「▼」がついているものは、そのキャラクターを「殺戮者」として扱ったほうがいいシナリオ・ソースです。
最初に「◆」が就いているものは、そのキャラクターを「エキストラ」「ゲスト」「聖痕者」「殺戮者」のどれで扱っても大丈夫なシナリオ・ソースです。
「プレイヤーパート」
料理人 ヨダ(外観) ドジョウ髭を生やした親父。中国人風の欧米人。
(解説)
ちょっと名の通った料理人です。彼の得意料理の豆を蒸して発酵させた味噌を使うという、東方料理は、珍品として貴族達にもてはやされています。
最高の食材を求めて、放浪中のため、一カ所に長く留まることはあまりありません。
【アルカナ】アングルス=ディアボルス=グラディウス
【人種】ヴァルター族 【性別】男 【年齢】33
【身長】148cm 【体重】65kg 【瞳の色】青 【髪の色】金 【肌の色】白
(ありがちな台詞)
「さぁさ、食べていってくださいよ。そこいらじゃ味わえませんよ。うちの味噌料理」
(イラスト:T)
“神に愛されし”タビア
(外観)物静かな素朴な少女
(解説)
信仰の篤い少女です。新派、旧派といった違いはまだ把握しておらず、純粋な信仰の形をみることができます。
【アルカナ】マーテル=アングルス=マーテル
【人種】オクタール族 【性別】女 【年齢】6
【身長】112cm 【体重】20kg 【瞳の色】茶 【髪の色】黒 【肌の色】肌
(ありがちな台詞)
「司祭さま、タビアは悪い子なの? だって疫病にかかるのは神の思し召しなんでしょ……」
(イラスト:綾色)
「GMパート」
【 名前 】「脳髄すすり」ヨダ【 聖痕 】ウェントス(包丁の柄)=ディアボルス(包丁の刀身)=グラディウス(包丁の鞘)
【能力値】体格:8 反射:18 共感:18 知性:6 希望:8
【 技能 】〈軽武器〉●●●
【 武装 】包丁(S+4/防0)
【 特技 】《芸術(料理)》6Lv《主我》《霊操》
【 悪徳 】『人型生物の頭部を割って脳味噌をだす』『悪食をさせる』
【 共振 】激しい光
【 異形 】腐り始めた、甘い臭みの肉汁が滴る包丁
【 備考 】ヨダ本人は、エキストラです。ヨダの肉体が破壊されると、《霊操》で近くのNPCの肉体に近づき、その肉体を支配しようとします。オクチャスクの家庭雑貨∵魔器∵シリーズです。
【ありがちな[宴]宣言】
〈死〉を悟った脳からとれる味ほど奥深いものはありません。聖痕も同じこと。さぁ私に上質の聖痕を提供してください。宴の始まりです!
【シナリオ・ソース】
▼数日離れたところに位置する村に赤子を連れに行かされます。さる貴族が養子として迎えるとPCには伝えられます。実は生きたまま頭を切り開き、脳味噌をコロナ達に振る舞うのです。
▼「人間は自分の体に近いものを美味しいと思うし、一番抵抗なく受け入れるものなのです。ですから、人間の肉を一番美味しいと思うのは実に自然なことです」(「究極の美味」雁屋哲著より)
▼不死または長寿を求める貴族がヨダを雇って、長寿のための食事を求めます。ヨダは貴族の開催する晩餐会でエルフの活け作りを造り、脳味噌を領主達に振る舞うのでした。
【 名前 】タビア
【 聖痕 】マーテル[胸]=アングルス[背中]=マーテル[足の根本]
【能力値】体格:10 反射:8 共感:15 知性:12 希望:12
【 技能 】〈祈念〉●● 〈手当〉●● 〈交渉〉●●
【 武装 】なし
【 特技 】《聖光》《聖癒》《注目》
【 悪徳 】『神に嫌われないため、人倫を無視した行動』『過剰なまでの潔癖性』
【 共振 】胃の中のものを戻す
【 異形 】形容しがたいものでできた十字架を抱いた少女
【ありがちな[宴]宣言】
そんなことをしちゃ神様に嫌われちゃうよ。だから私がお仕置きするの!
【シナリオ・ソース】
◆殺戮者がタビアを連れ去ります。タビアはオーレリアに救われて敵を倒しますが、戦いの中で闇に蝕まれてしまうのでした。黒い巨大な馬車が村を駆け抜けて去っていきます。
数ヶ月後、闇の聖母に付き従う少女が目撃されたとの噂をPCは耳にするのです。
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